アートシティさんだ研究会(通称アート研)とは

アートシティさんだ研究会(通称アート研)は、兵庫県三田市で活動する市民団体です。

<発足の背景>

三田は,多くの歴史的建造物、美術遺産に加え、新宮晋さんの彫刻、ガラス工芸館、三田青磁、陶芸館など、アートに関して、他市にない際だった特徴をを持っています。さらには、現在県立有馬富士公園内に新しい大型芸術・文化施設の計画が進んでいます。 ご多分に漏れず三田も、人口減少、高齢化が急速に進むなか、アートによる新しい活力の導入、アートによる生活の潤いが、三田をより個性的で魅力あるまちとすることが期待されるのです。 ここに、アートに関心を寄せる広範な市民、団体を結集し、「アートシティさんだ研究会」を発足し、三田のアート活動の場に新しい横風を通すと共に、新時代における市民のアートのあるべき姿を模索したいと思うに至りました。

<運営>

「アートシティさんだ研究会」は、個人参加の市民プロジェクトです。 関心ある市民の皆さんの積極的な参加を期待します。 研究会は、2021年4月にスタートしました。 2年間の調査研究を行い、2023年3月に取り纏めを行う予定です。 研究会の進捗状況は、適宜ホームページと会報で報告させていただきますので、ご意見をお寄せください。 また、会員の皆さんには、年2回(4月、9月予定)の総会に出席頂き、半年ごとの進捗確認・活動方針の見直しをご討議いただきます。

  • 個人会員の会費は、1,000円/年です。 
  • 活動資金をサポートいただくため、ご意志のある方から、一口5,000円の寄付を募っております。
  • ボランティアで、調査活動に参加いただける方、リモートワークで参加いただける方、大歓迎です。事務局まで連絡ください

pdf アートシティさんだ研究会規約 総会採決版.pdf (0.19MB)

pdf 入会申込フォーム.pdf (0.1MB)

 

 <さんだ With-Art プロジェクト>

「With-Art」は、アーティストと市民を繋ぐ橋渡し役をつくる構想です。 駅前喫茶店の空き壁面を使わせていただき、地元アーティストの作品を一定期間展示させていただきます。 お食事や喫茶していただきながら、あるいはお酒を楽しまれながら、アートをゆっくり鑑賞いただこうという構想です。この仕組みを回すことで、アーティスト・お店・市民の 3者が、win-win-win となることを狙った構想です。

 

  • アーティスト: レンタルギャラリーを借りて個展をやると(1週間でうん万円)費用がかかる。 これなら、原則無料で、しかも長期の作品展示ができるし、販売もできるので、ラッキーや。
  • お店: 掛けてる絵が代わると、お店の雰囲気が刷新されるし、アート好きの来客がゴッツ増えます。
  • 市民: このお店に来ると、いつも違った作家さんの絵を、コーヒーを飲みながら、ゆっくり鑑賞できる。 新進作家の掘り出し物を見つけるのも楽しみ。

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「Coffee & Snack リンデン」さん」での展示会。昭和レトロの雰囲気のお店に「薔薇の絵」がジャストミート。

pdf さんだウィズアート構想.pdf (0.29MB)

 

<ゆかりのアーティスト調査>

 三田ゆかりの芸術家による作品を、最新IT技術(VR, 3D技術)を取り入れ、現代に蘇らせたいと思います。 この調査は、その基礎資料を作るため、作者・作品の背景等の調査・台本づくりをいたします。 今回の研究会では、対象とする作者・作品は、これから決めていきたいと思います。 市民の皆さん、それぞれが、思い入れのある地元アーティスト、地元工芸作品などなど,お持ちと思います。 是非、事務局までご連絡ください、そして、研究会の映像作品制作に力を貸してください。

ご参考までに、「さんだ人物誌」(NPO法人・歴史文化財ネットワークさんだ編)には、以下のような三田ゆかりの芸術家のお名前があります。

天岡均一(彫刻家)、小磯良平(洋画家)、上田桑鳩(前衛書道)、大石輝一(洋画家)、荒木高子(陶芸家)、東山嘉事(前衛芸術)

<アート作品の保全・流通の調査>

アート作品の保全・管理・展示・レンタルを総合的に運営されている先進的施設の見学やヒアリングを行います。 また、いくつかの施設のご協力を得て、三田の地元作家作品を、店舗・病院・企業・マンション等へ廉価レンタルする「さんだアートデポ」構想の試験的な運営を企画中です。

<デジタルミュージアムの調査検討>

 業者ヒアリング、参考施設見学を通して、「さんだバーチャルミュージアム」に使えるVR・3D技術を調査いたします。地元作家によるアート作品を対象とした簡単な3D映像作品の試作を企画中です。